取材協力:BMWジャパン  文:ケニー佐川
映像/MOTOCOM x MotoBasic
MotoBasic

NEW MODELS

ニューモデル

2012年 BMW ニューS1000RR試乗会

直線はより速くコーナーはより俊敏に

ニューS1000RRは外観こそ従来型とあまり変わらないように見えるが、中味は大幅に刷新され戦闘力はさらに高まった。999cc水冷直4DOHC4バルブエンジンはスペック的には従来どおり日本仕様156ps/10000rpm(193ps/13000rpm)だが、出力特性を見直し中間の谷を解消して全域でフラットなパワーカーブを実現。4つのパワーモードも新たに定義され、「Slick」「Race」「Sport」の3つはよりリニアかつコントローラブルに、「Rain」はより自然なパワーフィールとなった。DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)とレースABSの連携もより緻密化され、サーキット走行での限界ブレーキングにおけるコントロール性が高められている。

フレームも新設計となり、ディメンションも大幅に変更。ホイールベースを約10㎜短縮するとともにスイングアームピボット位置を4㎜アップ。キャスター角とステアリングオフセット量も見直された。全体的にウェッジ型の前下がり姿勢となり、旋回性とトラクション性能が向上している。ステアリングダンパーも10段階調整式が新たに採用された。

モードは走行中でもボタンひとつで切り換え可能。スロットル操作角度が狭められ、スロットル操作に必要な力も低減。2次減速比をショート設定とすることで、クラス最強レベルの加速性能にさらに磨きがかかった。
こちらは従来モデル。サメのエラを思わせるサイドグリル形状が新型では逆向きなのが大きな違い。反対側のエアアウトレットを大型化し、リヤセクションのデザインも洗練されている。ヒールプレートデザインを見直し、パッセンジャー用フットレスト・スタビライザーを新採用。カラーリングも一新された。