欧州で「アルペンマスター」と称えられ、クラストップのセールスを記録してきたスポーツエンデューロツアラー。従来モデルで好評だった走行性能や市街地での汎用性にも磨きをかけつつ、スタイリングもよりスマートに快適性もアップ。エンジンは低中速域をより扱いやすくパワフルに、燃費と環境性能も高められている。満タンで500㎞を走破する航続距離も魅力だ。価格:100万8000円 |
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水冷4ストDOHC 90度Vツイン645ccエンジンは、カムプロフィールの変更により低中速域のトルクをアップ。低中速域でのVツインらしい鼓動感とトルク、高回転域での伸びのあるパワーが特徴。扱いやすくワイドレンジなパワーにより、市街地からワインディング、高速道路を使ったロングランまでストレスなくこなす懐の深さもある。 |
左側にアナログ式タコメーター、右側に輝度調整機能付大型液晶ディスプレイを配置。ギアポジション表示も大きくて見やすい。路面状況や服装等に注意を促す凍結表示灯が標準装備されているのはさすが欧州育ち。ちなみに3℃以下で点灯、5℃以上で消灯する。メーター表示切替は、ハンドルから手を放さずに操作できるよう左側スイッチボックスに装備される。 |
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フロントは安定性と走破性に優れる19インチを採用(リヤは17インチ)。標準装備の電子制御式ABSユニットも軽量化された。路面状況が悪いときほど心強い味方だ。 |
シート高は従来モデルより15㎜低い835㎜に設定され、座面形状も見直された結果、足着き性も大幅に向上。リヤシートもホールド性が高いデザインとなった。ローシート、ハイシートのオプション設定もある。 |
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リヤサスには工具なしで簡単に調整できるプリロードアジャスターを装備。調整用ノブは大きく回しやすい。リヤ側は伸び側ダンパーも調整可能。フロントはプリロードのみ調整可能となっている。 |
従来モデルに対してスクリーン上端を30mm後退させることで整流効果を向上。ウインドスクリーン固定位置は3段階に調整可能となり、ライダーの体型やポジション、走行状況に合わせた快適なライディング環境を提供。 |
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