私が校長を務める「ライディングアカデミー東京」のチーフ ・M氏が、先日の事故の模様をfacebookにレポートしているので転載させていただきます。
私は講習中で現場からは少し離れていましたが、辺りは警察やレスキュー隊、レッカー車などで数時間にわたって騒然としていました。
自戒の念を持って、他山の石としたいと思います。
以下、M氏のレポートより。
9月25日に川崎大師交通安全祈祷殿でオートバイの講習を実施していたのですが、その日のお昼頃、ちょうど受講生の皆様とランチを食べて、帰って来た時に「キーーーーッ!!! ド~~ン!」という凄い音が聞こえたので慌てて道路に行ってみると、直進車と右折してショッピングモールの駐車場に入ろうとした車とが正面衝突していました。
黄色信号になり右車線の車が停止したので、ワゴンの車(ご夫婦)が右折し始めたら、なんと左車線か…ら黄色信号をエスティマが全力で突っ込んできたのだそうです。(写真右が運転手です。なんかトビ職風の少年3人が乗ってました。)
黄色信号になり右車線の車が停止したので、ワゴンの車(ご夫婦)が右折し始めたら、なんと左車線か…ら黄色信号をエスティマが全力で突っ込んできたのだそうです。(写真右が運転手です。なんかトビ職風の少年3人が乗ってました。)
実は、この事故って、よくライダーが引っかかってやってしまう事例なのです。車が渋滞しているので、
すり抜けして交差点に進入したら右折の車に激突してしまうというもの。しかし、あんな大きなエスティマが全速で突っ込んでくるとは誰も思わなかったのでしょう。
すり抜けして交差点に進入したら右折の車に激突してしまうというもの。しかし、あんな大きなエスティマが全速で突っ込んでくるとは誰も思わなかったのでしょう。
ご夫婦の男性は、車から出ていきなり「お前ら信号無視じゃないか!!」と怒鳴っていたので、
恐らく当たった瞬間は既に赤信号になっていたのでしょう。
奥様は、車から担ぎ出されましたが、既に虫の息。返事にも応答せず、顔面蒼白でした。
私は出来る限りのお手伝いやアドバイスをして救急車が来るまでの現場のお手伝いを
しました。
しかし、本当に悲惨な事故でした。
恐らく当たった瞬間は既に赤信号になっていたのでしょう。
奥様は、車から担ぎ出されましたが、既に虫の息。返事にも応答せず、顔面蒼白でした。
私は出来る限りのお手伝いやアドバイスをして救急車が来るまでの現場のお手伝いを
しました。
しかし、本当に悲惨な事故でした。
本当に気持ちのよい晴れた日の日曜の午後に、ちょっと夫婦で買い物にでも行こうか!と家を出たのでしょう。 そして、買い物もせず、二人とも救急車に運んでいかれました。
「一寸先は闇」とはよく言いますが、もう少なくとも私の友人の皆様だけでも絶対に被害者にも加害者にもならないように何かして行きたいと強く思いました。
そして、皆様には、下記2点だけお伝えします!! 非常に重要です。
■公道での事故の約7割は交差点内及びその付近で発生しています。 なので、必ず交差点付近は速度を落とし、ブレーキの準備(ブレーキランプが光る位の準備)をしましょう! 車でもバイクでも同じです。
やはり人間はパニックになればなるほど、いつも出来ているのに、いざとなると正確な動作が出来なくなります。是非ドライバーの方も、ご自身が正確にブレーキ操作が出来るか? また自分の車でどんな速度域でも一発でABSが作動する位まで踏み込めるか?など是非確認していただきたいです。