Hola todos!
LCRホンダMotoGPチームPRの宮﨑です。
4月８日にカタールで開幕したMotoGPは、モータースポーツの本場ヨーロッパへ舞台を移し、南スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテラでのレースが始まります。
今回のコラムでは、私のグランプリウィークをお話しましょう。
レースウィークの水曜日もしくは木曜日に、拠点にしているバルセロナから陸路もしくは空路でレース開催国に移動します。たいていバルセロナ在住の選手達や関係者は同じフライトなので、空港からパドックが始まっているような感じがします。
現場入りすると、先に現地入りしているスタッフに挨拶をして（熱過ぎるハグを受けます。慣れるとこれが普通になってきますが、これが原因で日本人に見られないことがたまにあります…）、自分のオフィスをセットアップします。私のオフィスは、MotoGPチームのパドックエリアのチームのホスピタリティの２階にあります。
セットアップが終わると、週末のゲストの最終チェックです。
どのスポンサー様がいらっしゃるか、スポンサー様からのゲストは何名いらっしゃるかなどをチェック。オーナー／PR／ホスピタリティスタッフにゲストリストを配布します。
このリストを基に、週末のパドックツアーやピットガレージへの案内の計画をたてます。ホスピスタッフは、このリストをもとにレース期間中に提供するお食事の食材の調達に行きます。私達のECOSTYLE(エコスタイル)のポリシーで、温室効果ガスの排出を減らすために現地の食材を使うのです。
その後は、イベントの最終チェックやロケーションチェックを行います。
フリー走行の始まる金曜日からは、ゲストのアテンド、スポンサー様イベントのアレンジ、写真撮影、契約しているプロカメラマンからの写真のチェック、プレスリリースの翻訳等であっという間に一日が終わってしまいます。
土曜日の公式予選はぐっと緊張感が高まり、現場の雰囲気もがらりと変わります。メカニック達の仕事を邪魔しないようにしながら、ゲストの方にも現場の空気を楽しんでもらえるようにするのもカスタマー・コーディネーターの仕事です。
決勝はスタッフの緊張感も最高までに達します。
朝の出勤時には、冗談などを交わしたりもするのですが、現場に到着するとしっかり戦闘モードになります。私は、決勝は主にスポンサー様のアテンドをさせていただくのでベストな体制でおもてなしさせていただくことに集中します。
グランプリで仕事を始めた頃は、緊張のあまり前日は深夜に目を覚ますこともあったんですよ。最近は、寝ることも仕事だと気持ちを整えて決勝に備えられるように工夫しています。
日曜日の決勝後は、いつもの業務をなるべく早く終わらせ、オフィスを片付け次のレースに備えます。夜もしくは、早朝には移動です。朝目が覚めると「ここはどこだ！」と思うことが時々あります。
シーズンも始まったばかり、今年は期待のルーキー選手なのでぜひ応援してくださいね。
次回は、５月の中旬にコラムをお届けします。
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