オヤジレーサーです
59秒台、そして必勝を胸に望んだSUPERMAX
今回はトライアンフ純正の
レース用フルコン「TRACS」を国内で初デビューさせます。
先日インジェクション職人に作ってもらった大まかなマップを元に
それぞれの数値をスムーズにつなげて作ったものを使います。
タイヤは使った事ないメッツラーレーステックK1に変更です。
ST600公認タイヤではないので選手権レースには使えないのですが
一度使ってみたかったタイヤです。
予選直前に霧雨が降り、
路面はしっとりと濡れてしまいました。
コースインするとライン上がドライなところと
完全ウエットな場所があって難しいコンディション・・
その上MAX4クラスとの混走でタイム差が大きく、
クリアラップを作るのが難しい状態でした。
他車に引っかかりながらでしたがなんとか
フロントローゲット。
6月の筑波選手権から「デイトナ675の音に惚れた」と
群馬から毎回応援に来ていただいているご夫妻
応援うちわを作ってきていただいて
感謝感激です!
今回はケニー佐川さんがスラクストンでMAX10に出るということもあり
スポンサーのmbMOTOさんがグリッドガールを用意してくれました。
当日朝に聞いたのでちょっと驚きましたが・・
決勝、ウォームアップでまた霧雨・・
滑るなあと思ってたらやはり多重クラッシュがありやり直し。
前回の選手権から決まり始めているスタート、
今回も決まり、ポールの1198と並んで1コーナーへ入ります。
1周目を2位で終えますが結構離されてしまいました。
さらに数周してタイムを見ると1分2秒台から上がってません・・・。
ありゃりゃ・・・
一瞬後ろがどうなってるか気になりましたが
前に集中する事に・・・。
ラスト3のボードを見た周の1コーナー、
1台に差され3位に・・
その周のバックストレートでさらに1台・・・。
4位転落。
タイムも2秒フラットでガックリな展開です。
そのまま4位ゴール。
あまりのガックリ振りにいつもゴール後欠かさない
オフィシャルへさんへ手を振っての感謝を忘れてました。
ダンロップ進入で「はっ!」と上のご夫妻を思い出し、
スタンドでうちわを振ってくださっているのを確認し、
手を振ります。
終了後はいろんな方に
「上3台はスーパーバイクでスリックタイヤだから」
「600でよくやったよ」
と言ってもらいましたし、
確かに上の3人は2人が国際ライダー、
もうひと方はイベントレース界の重鎮の方です。
しかし既に僕は00秒台を出せるライダーですし
今回の2大変更がうまく行けば59秒に入り、
トップも追えたはずでした。
タイムが伸びなかった原因はハッキリしていて、
フルコンの中速域の詰めが大分甘かった事と
レーステックにあったサスセットではなかった事です。
自分で見事にデチューンしてしまったわけです。
さらなるレベルアップを狙っての失敗・・
前向きな失敗だったのがせめてもの報いですが、
本田宗一郎さんの
「成功とは99%の失敗の上の1%である」
を自分の慰めの言葉として今季最終戦である
11/14もてぎロードレースST600に望みたいと思います。
応援ありがとうございました。
これがトロフィーってやつかぁ・・・