久々の更新です。
ちなみに東京マラソンは落選でした（笑）
来年また挑戦します！
地元の江東シーサイドマラソンは当選しましたので初の大会、
頑張ってきます！
さて、
ちょっと前にFB経由で目にした記事で、
どっかの関係者かショップの人だろうと思いますが
要訳すると
「世界GP目指すならMOTO3でもたどり着くまでに1億かかるから
金の無い家庭の子はCBRカップくらいを目標にしといたらどうだ？」
というのがありました。
まあ、とても現実的な意見ですし、否定しません。
実際そうなんでしょうし・・・（笑）
やるならそれだけの腹を決めろよ！ってことなんでしょうね。
ところでその昔、10代の頃の僕がレースの魅力にひきつけられたのは、
ただ単純なそのレースのカッコよさもありますが、
時折雑誌などで目にする、
トップレーサー達がのし上がるまでのエピソードが凄すぎて、
そこもまたカッコよかったからでもありました。
「ろくなものも食べずに生活してたのに、その食費でピストンリングを買った」
とか
「夜中のガソリンスタンドでバイトして、昼間練習してた」
とか
「ボロアパートで粗食の生活をしてたら栄養失調で親に連れ戻された」
とか・・・
これは全部世界チャンピオン級の人たちの下積み時代のエピソードです。
当時のレース人口を考えたら
世界に羽ばたいていった人たちはごく一部に過ぎないかも知れませんし
同じかそれ以上の苦労をしても報われなかった人たちの方が
圧倒的に多いでしょう。
でも皆、まあ僕もそのひとりではありましたが
「同じマシンに乗れば俺はドゥーハンより速い」とか
勘違いして頑張っていましたし、いつか世界にたどり着くと信じて、
自分の全てをつぎ込んで頑張っていました。
結果、失った物もあるにはありましたが、
むしろそういうアホで自身過剰な部分が無ければ
Ａ級に上がったり、地方選で勝つどころか
予選すら通過出来なかったと今思いますので後悔は全然してません。
そして、レースを通じて、いくら努力しても駄目な時もあるし
神頼みも通じないと悟ったところもありますし、
努力が足りなかったから目標にたどり着かなかったんだとも
いま、認めなければなりません。
でもそれはオジサンになった今でいいのだと思いますし、
バカな僕に現実を思い知らせてくれて人間形成してくれた
レースというものに感謝しています。
さて、子供は家庭を選んで生まれてくることが出来ませんので
金持ちかどうかという環境は平等に与えられません。
しかし、五体満足にさえ生まれてくる事ができれば
何かに目標を持って努力するということに関しては
みんなに平等にチャンスとして与えられています。
余談ですが野球大国のキューバなんかは
子供達は布を固めただけの玉と
木の棒で野球しているそうですし。
貧乏だけどどうしてもレースがやりたければ
雑誌でも買って穴が開くほど毎日ながめながら目標を立てて
アルバイト出来る年齢になってから
死に物狂いでやれば良いだけです。
子供の頃から親にポケバイやらせてもらってなくても
世界チャンピオンになった選手はいますし。
時代遅れといわれそうですが
僕はむしろそういうライダーの方が競り合いで退かない
強いライダーになるんじゃないかなと思ってます。
あの松井秀喜氏が小学校3年生の頃から
部屋に貼り付け、メジャーに行ってからも
大事にしていた言葉は
「努力できる事が才能である」
だそうです。
努力できない人ほど才能やセンスを言い訳にしますが
情けないですよね。
好きな事には無心で打ち込めるし、
打ち込めないことは実は好きな事じゃないのかも・・。
どちらにせよ
「努力できる事が才能である」
夢のある良い言葉じゃないですか！
これから未来のある子供達には
やる前にあきらめず、是非自分を信じて
努力してもらいたいと思います。