オヤジレーサーです
最新のAHEADを読みました。
どの記事も読みごたえがあって毎号楽しみにしてます
僕にとっては尊敬するNOBBYさんのコラムが特に面白いです。
前号から2回にわたって
レースを始めるにあたっての親の説得や
「集中して2年でA級にあがる」との目標設定、
昼夜を問わず働きまくる様子などをつづっています。
まあ、当時本気でプロライダーを目指している人なら
大半の人はこのような生活はしてたのですが、
NOBBYさんの文章から当時の気迫が伝わってきます。
1997年くらいでしたか、近所に用事で来ていたNOBBYさんに
「ウチの看板にサインをいただけませんか?」
とお願いしたら
「OKOK!」と
僕の工場に立ち寄ってくれた事がありました。
面と向かって話すのは初めてだったんですが
TVや雑誌で見るのと違って
特にレースの話になった時は
眼光鋭く、オーラもありました。
そのとき
「栄養失調で親に連れ戻されたってホントですか?」
とNOBBYさんについて聞いたことのあったエピソードを
何気なく聞いてみましたがホントなんだそうです(笑)
AHEADの記事にある鈴鹿の工場時代、
過酷に働いていた割には食事は社食のそばに
ネギを大盛にしたものをひたすら食べ続けていたそうですが
それで栄養失調になってしまったそうです。
それでもレースを続け、その後の活躍は
ご存知の通り。
どこかの記事に、マネジメントしていた
故富沢祥也選手とのエピソードで
「祥也は人気者だから一緒に歩いてるとなかなか進まなくて」
とありましたが、
NOBBYさん、当時のあなたも鈴鹿で一緒に歩いてると
サイン攻めでピットからドラサロまで
なかなかたどり着きませんでした(笑)
お会いしたこの年、
鈴鹿のグランプリではグリッドでファイナル交換に手間取り
なんとピットスタートに・・・
しかし
最後尾から全員をごぼう抜きで優勝!
僕は半泣きになって感動しました。
今後こんな日本人ライダーが出てくるのでしょうか?
そんなNOBBYさん、今はチームを作って若手の育成をされてます。
NOBBYスピリットが注入されるわけですから
きっとグリッド関係なく優勝してしまうような
速いライダーがワンサカ育つ事でしょうね。
子供のころから走る環境にあるのが当たり前の今ですが、
若いライダーさんにはその分何かが足りないままな気がして
ならないのですが、
NOBBYさんはその救世主となってくれるに違いありません。