いつもお世話になっている
全日本GP2の大木選手から電話が・・・
「テストやるんで来ませんか?」
聞けば全日本筑波ラウンドを控えた
猛者たちが、少数精鋭で貸しきり走行を行なうとのこと。
場違いと思いつつも参加させていただきました。
そのテスト、
色々なコーナーにて色々なライダーの残像が
頭に焼きついたわけですが、
あのスピードでコーナーに入ってコントロールし
向きを変えて立ち上がっていくには
今の延長線上ではダメだな・・と思いました。
それも1本目、抜かれたライダーに懸命に食いついていって
バタバタととっ散らかりそうになって気がついたので、
今の状態でタイムを追うのはあきらめて、
足回りやライン、荷重のかけ方を色々変えてみたり
50分の走行ですから焦らず、色々な要素を色々な方向にふって、
もっとペースを上げていける所を探る事にしました。
2本目もバカッ速なライダーたちを観察しながら
それを続けて足回りの方向性や
新しいライン、フルバンク中のフォームなんかも
大分出来てきました。
スロットルも、カパッと開けれるうちは
コーナースピードがまだまだ足りない証拠で、
タイヤの限界を使いながら繊細なスロットルワークで
開けていくように心がけます。
感じたのは、
筑波でよく言われるVの字コーナリング・・
いわゆるスピードをきっちり殺して向きを変えて
カパッと立ち上がる走り方も、
600だと一概にそればかりではないのだなあと言う事。
数人のライダー、しかもシングルランカーが
カントを利用して最大限のコーナースピードを維持した、
いわば基本ラインを完全に無視するかのような走りをしていて、
「こういう考え方もあるのだな!」と驚きました。
全日本前の殺気立った中、
自分が混ざっても迷惑だとは思いつつも
あえて行って良かったと思いました。
今回得たものを形にするべく
今後のテストを充実させていきたいです。