MOTOCOM LOGO

オヤジレーサー全力疾走!!

リターンレーサーがレースに子育てに大奮闘中


全日本の筑波ラウンドを見に行きました。

どのレースも見ごたえが充分、
白熱のバトルあり、まさかの結末ありで
ライダーとしてはやはり、
あの華やかな舞台は憧れてしまいます。

レース終了後、
予選落ちした昇格組のひとりとバッタリ会ったので
少し立ち話しました。

今回の予選落ちの上、
もてぎ筑波の2戦で資金的にも厳しくなってきたようで
次のSUGOは危ういとのこと。

結果がネガティブな時は気持ちもそうなってしまうようで
そろそろ潮時か・・と進退まで考えているとの事でした。
僕にもそういう経験が山ほどあったので
気持ちが凄くよくわかります。

自分が走るはずだった決勝レースを客席で見ることの劣等感や
トップとは明らかにキレの違いがある後方集団を見て
それすらに届いていない自分に突きつけられた現実・・・

乗れている時は攻めることに生きがいを感じるのですが
乗れていない、または結果が出ない時は
走ると言う行為自体の意味に疑問を感じ始めて
スピードに恐怖心すら増大してゆきます。

その彼の素晴らしい走りは昨年散々後から見ているので
やめてしまうのはもったいないなあと思います。

問題の資金にしても全日本を自己資金のみで戦うのは
よほどの収入と休みが自由になる環境が必要なのが現実です。

地方選にしてもワンレース戦うのに
エントリー代金やタイヤ2セット、
マシンやトランポのガソリン代や高速代、
スポーツ走行料など軽く見積もっても
最低1戦15万円くらいはかかります。
そのほかにトラブルや転倒などがあれば
予定外の出費がかさむ事になりますので
全日本ではそれ以上の資金が必要なのは間違いありません。

その彼がこれからレースを続けていくにあたっては
何を目標とするのかにかかってくるのでは
ないでしょうか。

例えば僕がこれからモトGPを目指すのは無謀ですし
周囲から猛烈に馬鹿にされるでしょう。
でも「全日本のグリッドにつく」と言う夢は
皆さんが応援してくれるおかげで
もうすぐ手が届くレベルまで来たのかもしれません。

つい5年前までサーキットなんて二度と走らないだろう・・
と思っていた自分ですが、気がついたら
サーキットを走ったことすらなかった4サイクルマシンで
選手権レースに出ていました。
当時からは想像もつきません。

話を元に戻すと

あくまで世界を目指して走ることにしか価値を感じず、
自分にそのセンスがないと判断したなら
やめるのも選択肢の一つでしょう。

25歳の時の僕もそうでした。

しかし復帰してから、当時も走っていたライダーが
今でも一線級で活躍しているのを知って
続ける事も大事なんだと思いましたし
正直、気持ちで負けていたのだなあと悟りました。

一度、自分からレースを取ったら
何が残るか考えて欲しいと思います。

ただ走るだけではなく、全力で走ることの出来る環境を
手繰り寄せる努力もライダーの手腕です。

やっていればいいときも悪い時もあります。
たくさんの素晴らしい仲間や支援者を集め、
みんなに支えてもらって
是非走り続けてもらいたいと思います。

DSC_1210_convert_20120514112104.jpg

Written on 5月 14th, 2012 , オヤジレーサー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*


表示された文字を入力してください

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

Copyright © 2011 MOTO COMMUNITY All Rights Reserved.
powered by WordPress