ST600
2008年・・
約15年の長いブランクを経て、
ただただ自分のバイクの本当のポテンシャルを感じてみたいだけの一心で
ファミリー走行にてサーキットに復活した当時は考えても見なかったカテゴリー・・・。
レギュラーのスポーツ走行枠など
刺々しく恐ろしいの一言に尽きる!
ハルクプロやSP忠男、ドッグファイト・・
名門のマシンが凄いスピードで1コーナーに突っ込んでいく!
「アレはもはやオレとは関係の無い世界」
ピット屋上で手すりに頬杖をついて見学しながらそう決め付けて、
自慢のDUCATIモンスターにヤフオクで買った中古タイヤで
「さて、どうやって1分10秒切ろうかな・・」と
ふと目をガソリンスタンドの向こうに向けると、
第一コーナー内側の芝生を楽しそうに滑り降りている息子がいる。
ズボンは泥と芝生の入り混じった迷彩色になっているんだろうな・・。
「さて、そろそろ帰ろうか」
息子をタンデムシートに乗せて一心同体ベルトで自分と縛りつけ、
パドックを後にする。
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突然ですが僕がST600を戦うのは
今シーズン限りとなりました。
上に書いたとおりこのカテゴリーで戦うとは
レースに復帰した当時は思っても見ませんでした。
そこで、
このような場をいただいていることもあり、
思い出せる限り今までの戦いを、ドキュメンタリーチックで
書いていこうと思います。
不定期更新ですが、
3シーズン分、良い事も悪い事も、
ドラマチックに書いていければと思いますので
楽しみにしていてください。