先日の雨練習、走り始めは様子見で10秒台、
楽しくなってちょっと攻めて7秒台。
レイン10秒と7秒の3秒の差はどこから生まれたのか?
実際のデータを見ながら検証します。
1コーナー
赤が7秒台のラップ、青が10秒台。
実線が加速、点線がブレーキングを表します。
赤はブレーキと同時にインに寄せており、
明らかにタイトに進入しようとしてます。
ちょっと前からレイン時の自分は特にラインが
ワイドになりがちだな・・と気がついていて
ドライに限りなく近くタイトに走ることを試していたのです。
上のグラフ、左側にタテに赤線が入ってますが、
これがグラフ上の現在地点。
赤はタイトに進入しつつも青より高い速度を保っている事がわかります。
1ヘアピン
ここもタイトに進入しつつも進入スピードは赤の方が速いです。
上のグラフの赤タテ線が今の位置ですから、
もう加速を始めつつその後しばらく青より
高いスピードをキープし続けている事がわかります。
2ヘアピン
ここもタイトに進入。
ボトムスピードはあまり変わらないどころか
赤の方が青より遅いくらいです。
しかしこの後の加速を見ると、
ずっと赤が上回っています。
スピードをきっちり殺して向きを変えて
しっかり立ち上がったほうが早いという当たり前の結果が
こうしてグラフが証明するわけです。
最終コーナー
進入角度はさほど変わらないみたいですが、
最高速(上のグラフの山の頂点)からブレーキングした後の
スピードの落ちが大きく違います。
(赤の方が高いスピードをキープしている)
赤のラインの方がハラんでますが、
実線に変わる(加速に移る)のが早く
青のようなインキープのラインでは
加速が遅くなってしまっているのがわかります。
よく言われている通り、
最終コーナーは高いスピードで直線的に進入し、
減速しながらハラみつつ我慢・・
向きが変わったら一気に加速・・
これは間違いないようです。
青のグラフが横ばいになっていますが
これはパーシャルが長かったと言う事で、
要するにタラ~っと走ってしまっていると言う事。
最終立ち上がり
上のグラフでは速度で12km/hの差がついてます。
赤はコース幅もきっちり使って立ち上がり、
あれ?
なぜかコントロールライン手前で赤は点線に・・
実はこれ最終周で、チェッカーを見てスロットルを戻してるんですね(笑)
こんな事までわかってしまいます。
赤のタイムは1分7秒5ですから
もうちょっと出てたんでしょうか・・。
さて、
3秒の差はざっとこんなもんです。
タイムアップしたいと思っている皆さん、
コーナーを頑張りすぎて
加速が遅れていませんか?
直線的に速いスピードで入って
きっちりスピードを殺して
スパッと加速!
もう一度ご自身の走りを検証して見ましょう。