2010年6月末の月曜日、僕は前日に筑波TTに出場したばかりだったが
その足でツインリンクもてぎに向かった。
到着してすぐに筑波の3倍はあろうかという広いピットに
荷物を降ろして向かった先は、タワー1階の講習室。
コースライセンスを取得する為だ。
実は週末のもてぎロードレース選手権のST600クラスに
エントリーしていて、もてぎを走ったことが無い僕は
この日にライセンスを取得してそのまま練習を・・という計画だ。
このST600のエントリーも実は8月に行われるもて耐マスタークラスに
トライアンフ・スラクストンで出場が決まっており、
出場資格に
「もてぎロードレース選手権に最低1回出場の経験」
が必要なために、強行軍でのレースとなった。
講習を終えて、ピット屋上からスポーツ走行を見学・・・
もてぎを訪れたのが「HONDAサンクスデー」以来で、当時は
まさか自分がここでレースをすることになるとは思ってもみなかった・・・。
走行準備に取り掛かり、いよいよ午後から走行。
やはり筑波とはスピードが違う!高いスピード域での判断力を
要求されるうえに、広いコース幅をうまく使って立ち上がれない・・。
なんだかグリップも良くない気がするな・・と思ったら
カントが緩いのだ・・・。
攻めれている感はまるでナッシング。
タイムは良くわからないが2分10秒は切っているようだ。
トップ争いをするのにはあと10秒はタイムを削り取る必要がある。
「今回は参加するだけになりそうだな・・・」
さらに、週末のレースはショートカットを使用する東コースで行われる上に
走行できるのは前日のみ。
天気も怪しく、僕にとってのST600初レースは
なんだか色々面倒になりそうな予感がした。